檜風呂が水漏れする原因は乾燥!自力でできる修理方法やメンテナンスが面倒な方におすすめの選択肢を紹介
檜風呂はメンテナンスを怠ると、水漏れします。
水漏れの原因は乾燥です。乾燥によって檜が収縮することで、隙間ができたり引き裂かれたりして、水漏れします。
「檜風呂が水漏れして悩んでいる」「檜風呂の設置を検討しているが水漏れしないか心配」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、檜風呂が水漏れする原因や自力でできる修理方法などについてまとめました。
温泉施工実績200件超の石材専門店が、本音で解説します。
記事を最後までチェックすれば、檜風呂の水漏れに関することがひと通り分かります。
檜風呂が水漏れする原因は「乾燥」にあり
木材は、乾燥すると収縮します。また、濡れると水分を吸収して膨張します。
檜も例外ではありません。檜風呂を使用するたびに、膨張と収縮を繰り返します。
乾燥して収縮した際に、隙間ができたり引き裂かれたりして、水漏れが発生します。
今は接着剤が強力なので、隙間はできないと思って良いでしょう。しかし引っ張られる木を接着剤が支えようとする力で、引き裂かれてしまうケースもあります。
檜風呂を換気で乾燥させる程度であれば、水漏れの心配は不要です。
しかし直射日光や浴室乾燥機の温風を直接当てると、乾燥しすぎて木材が引き裂かれやすくなります。
檜風呂には、水漏れ以外にも耐用年数の短さやカビやすさなどのデメリットがあります。
詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:檜風呂のデメリット4つ・メリット3つを浴室部材会社が本音で解説
自力でできる檜風呂が水漏れした際の修理方法
檜風呂の水漏れは、業者に依頼せずとも、自力で修理可能です。具体的な方法は以下の3つです。
- ・コーキング剤で隙間を埋める
- ・米ぬかを目詰まりさせる
- ・布を挟む
それぞれ詳しく見てみましょう。
コーキング剤で隙間を埋める
コーキング剤は、木材のひび割れや継ぎ目に生じた隙間を埋めるために使用される弾性のある充填剤です。ゴムのような材質で、乾燥すると白い形状になります。
コーキング剤を用いた修理では、まず水漏れ箇所を特定し、その周囲をしっかり乾燥させましょう。
湿気が残っていると、コーキング剤が密着しづらくなるからです。
その後塗りムラができないようにコーキング剤を塗り込みます。数時間〜1日ほど乾燥させて修理完了です。
コーキング剤は、ホームセンターや通販で簡単に入手できます。
米ぬかを目詰まりさせる
水漏れ箇所が小さい場合には、米ぬかの目詰まりによる修理もおすすめです。
この方法は、檜材に優しく、手軽に試せる方法として昔から利用されています。
まずはお風呂に温水を張りましょう。そこに米ぬかを2升ほど加えます。
しばらく放置すると米ぬかが水漏れ箇所(木の隙間)に入り込み、目詰まりを起こします。
一度だと水漏れが完全には治らないかもしれません。3〜4回ほどこの手順を繰り返して、水漏れが解消されているか確認しましょう。
米ぬかだと、コーキング剤のように見栄えが悪くなることもありません。
布を挟む
応急処置としては、布を使った修理もおすすめです。
布は、水を吸収して膨らむ性質があります。布で隙間を埋めることで、水漏れを防げます。
まずは水漏れ箇所を特定しましょう。そこに乾燥した布を詰め込みます。乾燥した布でないと、膨張によって隙間を埋める効果がなくなるので要注意です。
布を詰めた後は、水を張って水漏れが治っているか確認しましょう。
布は時間が経つと劣化して効果が薄れます。また隙間に布が挟まっているため、見栄えも良くありません。
あくまで本格的な修理を行う前の応急処置としましょう。
檜風呂は乾燥させないとカビやすい
檜風呂が水漏れする原因は、乾燥にあるとお伝えしました。
しかし「水漏れしないように」と乾燥を怠ると、それはそれでカビやすくなってしまいます。
特に檜風呂のように木材を使ったお風呂は、カビやすいです。
檜風呂にカビが生えてしまうと、見た目や使用感だけでなく、耐久性や衛生面でも悪影響があります。
檜の心地良い香りが損なわれたり、檜材が腐食して耐用年数が短くなったりします。
よってきちんと乾燥させることが大切です。
関連記事:檜風呂の耐用年数は7〜10年!短い理由は手入れが大変だから
檜風呂にカビキラーはNG
檜風呂にカビが発生した際、カビキラーを使用する方がいます。
確かにカビキラーは、カビ除去のための優れた製品です。しかし檜風呂に対しての使用はおすすめしません。
これはカビキラーがアルカリ性だからです。
檜風呂にアルカリ性のものを使ってしまうと、ヒノキの成分が分解されて、スカスカになってしまいます。
そして白い繊維だけが残ります。
一度や二度であれば、カビキラーでなんとかなるかもしれません。しかし何度もカビキラーに頼っていると、檜風呂が傷んでしまいます。
そもそもカビが生えないように、日頃から換気をすることが大切です。
カビが生えてしまった際の対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:檜風呂にカビ(黒ずみ)が生える原因と除去方法を3つずつ紹介!削る・カビキラーは間違った選択肢
お風呂のメンテナンスが手間に感じるなら石風呂がおすすめ
檜風呂は、木材特有のメンテナンスが手間に感じることもあります。
木材は水分や湿気に敏感です。カビの発生や乾燥によるひび割れを防ぐために、日常的な手入れが欠かせません。
一方で、石風呂は耐久性が高く、メンテナンスの手間が少ない点で優れています。
特に、自由なタイミングでメンテナンスができない旅館・ホテルでは、石風呂がおすすめです。
石風呂は湿気や水分に対して強く、表面が硬いためカビが発生しにくいのが特徴です。
定期的な掃除だけで清潔さを保てます。
石風呂は長期間使用しても劣化が目立たず、耐用年数が檜風呂よりも大幅に長い点も魅力的です。
お風呂のメンテナンスが手間に感じる方には、石風呂がおすすめです。
石風呂なら石材専門店のSTクラフトにおまかせください
STクラフトは、兵庫県にある石材専門店です。
温泉激戦区(城崎温泉・丹後・宮津)を中心に、20年以上、合計200件を超える温泉施工実績があります。
以下は、弊社の施工事例です。
日本で加工を行い、7営業日程度で発送可能な超特急コースと、中国で加工を行う低予算コース(日本加工の半分の予算)があります。
全国での出張施工も可能です。
電話・メール・FAX・LINEにて無料見積もりをさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
>>温泉施工実績200件超の石材専門店「STクラフト」はこちら
まとめ
檜風呂が水漏れする原因や自力でできる修理方法などについて解説しました。
檜風呂の水漏れは、過度な乾燥が原因です。しかし乾燥をさせないと、今後はカビが生えてしまいます。
檜風呂の水漏れは、自力でも修理可能です。しかしあくまで簡易的な修理に過ぎません。
檜風呂はメンテナンスが大変です。メンテナンスの手間がかからないお風呂をご希望でしたら、石風呂をおすすめします。