誰も持っていない世界で1つの露天風呂

あなたの為に、原石から探し出します

私たちが制作しているのは、
周りの誰も持っていない、珍しい露天風呂です

巨大岩石を贅沢にもくり抜き、湯船とします
世界に一つしかない、貴方だけの露天風呂です。
ご希望に寄り添い”共に”創り上げます

実績

フルオーダー露天風呂ができるまで

岩石をくり抜く珍しい露天風呂は、どのように出来上がっていくのでしょうか?

原石探し

ガタガタと車に揺られて原石の丁場に到着しました。
ここは中国福建省です。さぁ、原石探しの始まりです。

これらは通称サビ石と呼ばれる御影石です。
正式名称は花崗岩御影石。
写真ではサイズ感がわかりづらいですが、それぞれ1個が4,000kg(4トン)を超える巨石たちです。

この石の特徴は、大理石やその他の石材に比べて圧倒的に硬度が高く比重もあるため風化に強いこと。
さらに吸収率も低いため耐久性に優れ浴槽にとって最適な材質なのです。

手前にも奥にも、大量の原石があります。
しかしこんなに数があっても、露天風呂の湯船として使えるものは、数十個に1個しかないのです。
吟味に吟味を重ね、最高の原石を見つけ出します。

職人、検品担当者たちが手に持っている物は何でしょうか?
答え:水の入った霧吹きです。

原石探しには水が欠かせません。

なぜ?水が欠かせない理由

乾いた原石の表面だけでは、ひび割れや不具合などがわかりません。
霧吹きで原石に水をかけることで、それらをチェックすることができます。

現地の職人、検品担当者などが複数名でグループを組み、隅々まで慎重にチェックする作業を繰り返しています。
あなたのご要望に沿う原石を全力で探し出します。

石の決定

計測も繰り返します。

候補を絞り込んでいきます。

慎重に検査・計測を繰り返し、使用する原石が決定しました!
原石選びには時間が掛かりますが、手抜きは一切ありません。

工場へ

一見、上から見ると四角い石に見えますが・・・

横から見ると船のような曲線を持っています。
さぁ、どのように加工されていくのでしょうか。

いよいよ加工が始まります

設計事務所からは、柔らかな曲線の指示です。
原寸大の図面を石の上に置き、大きさをざっくりと確認します。
目標サイズよりも、石がかなり大きいです。

どこを削っていくか?
原石を4方向から確認し、どこを削り、どのように原石を活かすか模索していきます。

削る場所・石の活かし方が決まったら、設置場所に収まるよう石割りの指示をしていきます。

現在の作業はドリルを使い「クサビ」を打ち込むための穴を開けています。
クサビは、石を割る際に必要な鉄製の道具です。
ドリル穴にクサビを打ち込み、順に力を加えていくことで石を大きく割っていくのです。

クサビを打ち込んでいます。

クサビを叩く順番、均等に加える力加減など熟練の技で意図するように割っていきます。
石は一度割ってしまうと元には戻せません。
緊張が走ります。

みごとに割れました!さすが熟練の職人です。

どんどん不要な部分を削ぎ落していきます。
石は、切断するのではなく、あくまでも割りながら進めていきます。
切断してしまうと、石の自然な美しさを損なう可能性があるためです。

大まかに形作ることができました。

今度はコアドリルで湯船をくり抜いていきます。
何度も穴をあけ少しずつ内側の石を削っていきます。
時間が必要な作業です。

くり抜いた後も、石を割りつつ形を整える作業が続きます。

この職人は何の作業をしているのでしょうか?
右手・左手にそれぞれ何か道具を持っています。

答え:湯船内側を仕上げていく作業をしています。
彼が手に持っているのは石用の「のみ」。
コツコツと叩き、湯船内側を独特の味わいある風合いに整えていきます。

のみで風合いを出した部分と未加工の部分がわかりますか?
のっぺり白っぽい部分が未加工です。根気のいる作業ですが、もちろん作業を怠ったりはしません。
最高の露天風呂をつくるため、ひたすら黙々と進めていきます。

ぐるり360度

あらかたの加工が終わりました。ぐるっと1周ご覧ください。

謎の模様の正体

ところで、原石についている、細長い溝のような謎の模様が何か気になりませんか?
もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
これは熟練石工の技術の跡(矢跡)です。
巨大岩石に人間の知恵と力のみで挑んだ跡です。

チームで動きます

1つの露天風呂を創り上げるために、常に2~3人の職人と通訳を兼ねた弊社の検品員の4名がチームで動いています。
わたしたちはネットを使ってリアルタイムでやり取りしています。
リアルタイムで送られてくる数百枚の画像と大量の動画で状況を把握し、
日本からの指示を的確に送ります。
特に現地の職人との間で理解に齟齬がないよう務めています。

尖った部分を滑らかにし肌当たりを良くするウォータージェット加工

日本到着 最終チェック

日本の港に到着しました。
ちなみにここは神戸港です。

日本の工場に到着です。

ウォータージェット加工のおかげで表面が滑らかに美しく整っています。

設置

フルオーダー「王者の露天風呂」設置までの流れ

お問合せ

ご興味をお持ちいただきありがとうございます。
メール、電話、ファックス、LINEなどお好きな方法でお問合せください。

無料ヒアリング

設置場所、状態など、設置に必要な諸条件を確認させていただきます。

無料見積もり・説明

ヒアリング内容を基に見積書を提出いたします。必要であれば担当の工務店様と直接お打ち合わせもいたします。

ご契約 現地確認

各種お打ち合わせ、工程、図面の提出をいたします。

加工

当社グループ内で設計から加工まで一貫して行います。

搬入・設置

施工、お引渡しまで全て自社グループで実施します。

お急ぎの方へ「露天風呂キット3点セット」もございます


導入の前にご確認下さい

石風呂は自然石の特性を最大限に活かし、圧倒的な存在感と迫力を実現敷いていますが、一方で小さいものでも1トン、大きいものだと4トンを超える重量の製品です。
搬入や設置には大きな重機を必要としますので、導入の前には設置に至るまでの「搬入経路の確認」「設置環境と準備」の確認を行う必要があります。
環境によっては、製品の大きさ重量の物理的要因により設置が不可能な場合もあります。

2つの確認事項

1. 搬入経路の確認

・4~10トン程度のトラックが設置場所近くまで搬入できる経路があるか。
・トラックからクレーンで吊って設置を行える環境か。

2. 設置環境と準備

・設置場所は基礎工事が必要です。
・また事前に給排水工事が必要です。